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スクリーン線数について

2022.6.30

スクリーン線数とは、1インチ(約2.54㎝)幅の間にある網点の数の事を言います。一般に60、80、100、133、150、175、200といったスクリーン線数が使われます。線数の数字が大きければ大きいほどより精細な画像表現となります。単位は「線」や、「lpi」、「dpi」とも表記され、意味することはどれも同じです。新聞の写真で網点が目立つのは、スクリーン線数を細かくすると網点が潰れてにじんでしまう為、粗い線数を使用しています。また、野外などの大きいポスターのような遠くらか眺める印刷物は、網点が大きい方が視覚的に馴染みやすく効果も高いので、あえて線数を粗くしたり、「目の伸ばし」と呼ばれる網点をあえて拡大する技法を使う場合もあります。

スクリーン角度について、水平、垂直に並んだ網点よりも、45度傾けた方が目障りになりにくいので、1色の印刷の場合は、45度の角度を取ります。カラー印刷の場合、ブラック、マゼンタ、シアン、イエローの4色を重ねて印刷する場合、モアレが発生する場合があります。このモアレを防止する為に、各色版のスクリーン角度を30度ずつ離します。ブラックを45度に置くと、それに対して、シアン75度、マゼンタ15度と30度傾けます。イエローは、ブラックとシアンの中間とし、60度に傾けます。

 

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